枝雀さんの「舟弁慶」

枝雀さんの「舟弁慶」

枝雀さんの「舟弁慶」
そのあとまた音を小さくして橋の上での会話があり、お松さんも通い船を雇って喜さんの
船に向かってやって来ます。ここでは序々に音を大きくして接近して行くのを描写します。

このような手法を「生け殺し」と申しまして、「親子茶屋」や「宿屋仇」でも用いられ
ております。小文枝師匠に教えていただいた昔からの型では、お松さんが通い船に乗って
やって来るところに地唄の「八島」の 思ひぞ出ずる壇ノ浦の・・・、という唄を入れて、
途中から「竜田川」という騒ぎ唄に変わります。つまり、知盛のシャレで「八島」を使う
わけで、趣向をとっているわけです。私のいき方は噺の流れやテンポを第一に考えまして
趣向は犠牲にしています。どちらの演り方がお気に入りますやら・・・。
おしまいの能がかりの名乗りから祈りにかけては太鼓と笛が活躍します。

 

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